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話題のハーブコーディアルとは 美味しさや効果・飲み方のススメ

最近、雑誌などのメディアで取り上げられ、
注目されている「ハーブコーディアル」。
「美味しい」「ヘルシー」「おしゃれ」など、好評です。

話題のハーブコーディアルとは
どのような飲み物なのでしょうか。
美味しさや気になる効果・飲み方についてご紹介します。

Instagramでも大人気!
ハーブコーディアルとは?

現在、Instagramでも大人気のハーブコーディアルとはどんなものか、ハーブコーディアルについて簡単に説明します。

ハーブコーディアルはイギリス周辺地域生まれの飲みもの

ハーブコーディアルは、もともとイギリスを中心としたヨーロッパ諸国で飲み継がれてきた伝統的なドリンクです。
もとはハーブのアルコール漬けでしたが、現在はアルコールを使用せず、フルーツも使ったシロップ漬けをハーブコーディアルと呼ぶようになりまし た。
ハーブとフルーツをシロップに漬けて作られたハーブコーディアルは、見た目も美しく健康的な濃縮ドリンクとして、広く親しまれています。

イギリスはハーブ大国!医療・料理に大活躍のハーブたち

ハーブコーディアルのふるさと、イギリスはハーブ大国として知られています。

イギリスにハーブがもたらされたのは紀元50年ごろ、ローマの兵士たちによるとされています。
もとは医療用に持ち込まれたハーブには、イギリスの植生ではないものも多く、やがて修道院を中心にイギリス古来の植物がハーブとして研究されるようになりました。

15世紀に活躍したヘンリー8世はハーブの薬効に精通し、ハーブの治療セット一式を持ち歩いて、ハーブで医薬品を作るほどでした。
ヘンリー8世は「ハーバリストの憲章」をつくったことでヒーラーやハーバリストの地位を確立し、現在までその功績が知られる人物です。

イギリスには特定の組織から承認されたメディカル・ハーバリストがいて、受診するとハーブ療法などが受けられます。

医薬から民間療法、そして家庭の食卓へ

ハーブは修道院などで研究され、医薬品としてヒーラーやハーバリストと呼ばれる人々に扱われてきました。
しかし、歴史の様々な分岐点で医薬としての立場が危うくなり、民間療法としてひっそりと受け継がれる時代を過ごすこととなります。

そんな中でハーブは様々に工夫され、薬効だけでなく香りや味わいも楽しまれるようになりました。
1960年代ころからは、家庭の食卓にもハーブを使った料理がのぼるようになり、イギリスではハーブ療法をはじめスキンケアや日用品、食品と幅広くハーブが使用されています。

飲みやすいドリンクとして愛されるハーブコーディアル

ハーブ研究が進み、使い方も多岐にわたるイギリスでは、アルコールにハーブを漬けて健康に役立つ成分を抽出しました。
これがハーブコーディアルの原形となったものです。

アルコールでハーブを抽出したコーディアルは、飲みやすさを求めてシロップ漬けになったものと、アルコール飲料のままリキュールに発達したものに分かれました。
そのため、現在でもリキュールをコーディアルと呼ぶことがあるそうですよ。

現在、注目されているハーブコーディアルは、飲みやすいシロップにハーブやフルーツを漬けて、濃縮したものです。
飲む際はミネラルウォーターや炭酸・白湯などで割って味わう方法が一般的です。

シロップの甘味とフルーツの芳潤な味わい、ハーブの清涼な香りが混ざりあう、すっきりとした美味しいドリンクです。

ハーブコーディアルの楽しみ方

ハーブコーディアルには、様々な楽しみ方があります。
ほんの一部ですが、ハーブコーディアルの楽しみ方・アレンジについてご紹介しましょう。

ミネラルウォーターと割ってジュースに

シンプルにミネラルウォーターで割れば、ジュースとして楽しめます。
フルーツやシロップで甘い味付けがされているため、お子様にも飲みやすいですよ。
使用されているフルーツをあしらっても喜ばれます。

炭酸と割ってすっきりフレッシュに

炭酸と割れば、すっきりフレッシュな味わいになります。
使用されているハーブを生のままあしらうと、おしゃれなドリンクに。
インスタ映えするうえ、強めの炭酸なら甘い飲み物が苦手な方でも飲みやすくなります。
弱炭酸で割ってアイスを乗せれば、きれいで美味しいハーブクリームソーダの完成です。

お酢と割ってさっぱりヘルシーに

美容や健康のために、お酢・フルーツビネガーを飲んでいる方も多いですね。
甘くてさわやかなハーブコーディアルを、飲みやすいお好みのお酢に加えると、よりさっぱりヘルシーな風味を楽しめます。

白湯で割って寒い日のおともに

寒い日は、白湯で割ればポカポカのホットドリンクになります。
ハーブの香りがふんわりと漂い、心まで温まりそうですね。

紅茶に入れればフレーバーティーに

紅茶に入れれば、そのままハーブとフルーツの風味が香るフレーバーティーとして楽しめます。
ウクライナなどには、ジャムを紅茶に入れて飲む習慣があるそうですよ。

ヴァレニエ(煮詰めたフルーツ)をなめながらお茶をいただくロシアンティースタイルも、ハーブコーディアルで試してみたいですね。

お酒で割って素敵なカクテルに

ハーブコーディアルは、昔アルコールでハーブを漬けて作ったリキュール状のものでした。
そのため、現在でもリキュールがわりに使用できます。

ジンやウォッカなど、お好みのお酒で割れば、素敵なカクテルに。
クリスマスやバレンタインには、白ワインやスパークリングワインで割るとおしゃれです。
フルートグラスにそっと注いで、広がる色と香りをどうぞ!

そのままシロップとしてヨーグルトやパンケーキに

ハーブコーディアルは濃縮されたシロップで、そのままヨーグルトやパンケーキ、アイスクリームなどにかけても美味しくいただけます。

スイーツづくりにもハーブコーディアルを

ハーブコーディアルは、風味の良いシロップとしてスイーツづくりにも使えます。
アイスクリームやシャーベットを作る際の、風味付けにもぴったりです。

割ったジュースをゼラチンや寒天で固めれば、さわやかなゼリーになります。
ほかにも、ババロアやコンポート・カップケーキ・クッキーなど、さまざまなお菓子作りでアレンジしてみてください。

イギリスでは、各家庭でハーブやフルーツを使ってハーブコーディアルが作られてきました。
現在では市販のものが普及していますが、「家庭の味」「ママの味」だったのです。
あなたも、お好みの風味と食べ方を探してみてくださいね。

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